感覚を育む、知的創造教育 <総合幼児教育研究会 加盟園>
人間の脳は通常は3才頃までに約60%、6才頃までに80%、9才頃までに90%、その後はほぼ20才くらいまで緩やかに発達するのだといわれています。脳の発達、すなわち脳細胞の感覚回路はまわりの環境による適切な刺激を受けて発達し、よい刺激を、より快適に、より繰り返しを多くもつほど回線は密になり強くなり活性化されます。
たくましい脳を育て、豊かな言語能力や運動能力を育てるために好ましい環境と刺激を与えていくことが、とても大切です。
保育士は子供たちのこまやかな心の動きを見つめられるように、強い関心を払っています。保育士の園児に対する、ゆったり優しく包む心と、こまやかなケアのバランス、 そして保育理念は園の誇りであり、財産です。
園が加盟する総幼研(総合幼児教育研究会)とは、新しい教育理念に基づいて保育活動を実践する、全国の幼稚園・保育園・こども園による自主的な研究団体です。昭和59年発会。現在加盟園 は220園以上、全国3万人の子供たちがいまこの教育ですくすくと成長しています。
「知」日課活動
カード遊び・音読・百玉そろばん
その他、毎日無理なく明るく楽しく短時間で集中します。日課活動は「魔法の力」と言われるほど魅力ある活動。子どもたちを引きつけて離しません。
「情」こころの教育
ゆたかな心を育むために、創作活動や音楽活動などを通して、園児の教育に力を入れています。お絵描き・粘土遊び・折り紙・制作。創造している子供たちの瞳は自信にあふれています。時節にあった歌を、毎日楽しく歌います。元気な声で発声練習も行います。鍵盤ハーモニカは3歳児クラスから始めます。特別な日だけでなく、子供たちにとっては、毎日が展覧会であり、発表会であるようです。
「体」体育ローテーション
マラソン・鉄棒・跳び箱・平均台・トランポリン・縄跳び・登り棒などの種目を園児たちは集団の中で、それぞれの能力に応じてこなしていきます。毎朝のこの活動により、体力だけでなく、瞬発力・判断力・気力・集中力そして仲間意識が大きく育まれます。
食育
日々めざましい成長の子どもたちにとって栄養のバランスのとれた食事は欠かすことができません。栄養はもちろん安心できる食材添加物をなるべく使用しない味付けでおいしく食べられるよう配慮しています。友達とみんなで食べることで、好き嫌いが無くなります。
園では、食育を子育ての大切な一環として捉え、自立に向けてすすめていきたいと思っております。栄養士が管理するメニューを調理師が調理する「手作り給食」で、メニューはすべて乳幼児期に必要な栄養所要量をふまえ、バランスよく考慮してあります。また、離乳食やアレルギー食にも対応し、月一回の調理会議を開いています。
子どもたちも「食育に参加します」
調理員さんを手伝ってトマトのヘタやインゲンのスジを取ったり、栄養士から食事の大切さや栄養バランスをおしえてもらったり。
園ではミニトマト、なす、キュウリなどの栽培をしたりと「食」を楽しみながら学びます。卒園する頃には体力増強によりめざましい発達をしています。